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木型革しぼり・立体モデリング

     < クラムレザークラフト・革の技法紹介 >


 しぼり出しは凸表現しか出来ないので、凹部は指の腹で押さなくてはいけません。革厚1.6mm
では目鼻などを雄型に施してあってもそのディテールを拾えないため、この時点では大まかな表
現です。



木型猫
 1999年講習会「振り子猫時計」で使用の木型です。
この時代は木型の複製は考えなかったので、ここまでをこちらで準備しました。




nekopress1.jpg

 大掛かりなしぼり出しではないため、革はザブ漬けせずに、革裏ににじみ出ない程度に表から
水を湿らせます。木型にはめて絞り上げながら、胴、後ろ脚周辺を親指で押さえつけたら枠型を
はずし、雄型に合わせモデラで頭部と前脚の境、全体の輪郭を際立たせたら雄型からはずして
乾燥させます。(この状態で講習会当日配布しました。)




nekopress2.jpg

 ここからモデラを使ってのモデリングです。通常のモデリングのように革の厚みの半分は浸み
込むイメージで水を湿らせ、モデリングして行きます。乾燥が速いので作業範囲だけを湿らせま
す。押し付ける作業のため、革裏に差し入れた指の腹を台にします。
 毛並みを入れ、魚も描き終了です。



nekopress3.jpg

 アクリル絵の具でペイントします。ここまでの制作過程は、講習会当日に持参した参考資料を
撮影したものです。
 



振り子猫時計

 裏に平らな革を貼り、のりしろをわずかに残して周囲を切り抜きます。時計ムーブメントに付属
の振り子の円盤を取り、軸を魚の背びれの革の接着部を割って差し入れます。革レースを巻いて
完成です。時計本体も木型出し。文字盤はハトメ抜きで穴を開け、革レースを通しました。

 10年来、クラム教室の壁で時を刻んでいます。






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