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第34回「日本革工芸展」

第34回日本革工芸展

今週木曜、9日から12日の日曜まで第34回「日本革工芸展」が、池袋の東京芸術劇場展示ギャラリーにて開催されます。

実は私も今回初めて出品しました。


AYAKA -eternal mother-2016

出したのはこの作品、2013年10/19の記事で上げた「AYAKA -eternal mother-」 です。

この作品が東京都産業労働局長賞を受賞いたしました。
以下は日本革工芸会への受賞の御礼と作品説明文です。

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大変名誉な賞をいただき、感謝申し上げます。

この作品は4年前に29歳という短い人生を閉じた、私の友人の娘AYAKAがモデルです。
1周忌が過ぎ、制作の意思を友人に伝えたところ、たくさんの写真の提供を受けました。
人生を謳歌している様々なAYAKAの姿に想いをめぐらせ、最終的にはわが子を誇らしげに微笑む母としてのAYAKAに惹かれ、あえて3人彫りに挑みました。
母子3人共に似せる事が、必須課題の遺族へのプレゼント作品は、モデルが小さなプリント写真のため輪郭の決定に困難を極め、刻印で何度も修正しました。
ある程度の観念的な創作はやむを得ないとして、肌感と表情と馴染みの洋服を、アクリル絵具でみずみずしくペイントする事に心がけました。
後に彼女の母親がこの作品を見て涙したと友人からのメールがあり、自己満足にも似て、こちらの方が救われた気持ちでした。

更に2年が経った昨年秋、彼女とその家族との合作であるこの作品を、より多くの方に見ていただきたいという願いから、未経験の革工芸展出品を思いつきました。
その話に友人も同意し、送り返してもらった作品は、彼女の生前のままの部屋にかけてあったため、程よく日焼けしていました。
日焼けした彼女にアクリル絵具で軽くお化粧を施して、この4月に再度送り出しました。

このようなプライベート作品のため、自分の中では受賞とは無縁なところにあり、受賞通知も預かり承諾書と勘違いし、いただいてから何日かして詳しい人に指摘された次第です。
この受賞を友人も喜んでくれたのはもちろんのこと、彼からのメールにAYAKAの母が受賞を知って涙したとあり、革工芸展に携わる全ての皆様からAYAKAに華を添えていただいたんだなあと、静かな喜びに浸りました。
ありがとうございました。

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期間中にお時間がありましたら、ぜひ会場でたくさんの素晴らしい革の作品をご覧いただけることをお願いいたします。
そしてAYAKAの誇らしい微笑みを見届けていただけたら幸いです。




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