中空鋲はカシメより強度を必要とするところに使用します。
サドルバッグなどバイカーグッズから、口枠金具への持ち手やショルダー
の取り付けなどに使えます。

4mmと2mmを合わせ、6mm厚革に足長8mmの中空鋲を止めつけてみます。

革表から鋲本体をハトメ穴15号(4.5mm)に差し込みます。
鋲の頭は強いばかりではなく、横から見ると台形で普通の
カシメよりファッショナブルです。

革を裏に返し、リングを差し込みます。

鉄製の打ち台(フラット面)に保護の薄革を置き、その上で菊割6mmでたたき、
菊の花状に割ります。
鉄製で肉厚の足(筒)は強めに打たないと、はっきりと割れません。
菊割は1980年代まではハトメリングを取り付けるために、いくつかのサイズが
ありましたが、きれいにめくれ止まるハトメリング専用打具に移行したため、
各社のカタログから姿を消しました。
中空鋲の採用により、6mmの菊割を復活させました。

ハトメリング#200 左)ハトメリング打使用 右)菊割6mm使用(裏リング不使用)

最後にジャンパードット打具大でしっかりたたいて、菊花状をリングに
押し広げます。
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